ネクロから見たドロシー(疾走/スペル)ウィッチ
シャドウバース解析ログの方で先週のアンリミテッドのデータが出ました。
相変わらずウィッチ・ビショ・エルフの3強、ヴァンプ・ネメシス・ロイヤル(!?)が追いかけるという形に。
ネクロ、ドラゴンは弱いままですね………
やはり何かしらの変化がないとネクロに希望がないのは間違い無いです。
ドロシーはビートダウン、エイラはコントロールなので根本的にデッキタイプが違うこの2つに有利なデッキが出てこないのが現環境です。
他クラスを使うなら、どちらか一方に有利なデッキを用いて潜るのがランクマでの鍵になるかなと思います。
今期のトップメタであるこの人
今期エイラと並ぶやべーやつ
今回はトップメタであるドロシーウィッチを、ネクロ側の視点から解説していきます。
Q.そもそもドロシーウィッチって何?
A.軽量スペルを回してスペルブーストを稼ぎ、豊富な疾走とバーンカードを連打して勝負を決めるデッキ。ドロシーが入ってたらドロシーウィッチ、入ってなかったら疾走ウィッチやスペルウィッチとも呼ばれています。入れるかどうかは使用者の好みやプレイスタイルで変わるみたい。
ドロシー抜きドロシーウィッチとかいう名前、長いしクソややこしいので呼びたくない
以下ドロシーウィッチの強み
- アンリミは歴代のインチキ軽量スペルをたくさん積める
- 顔を詰めたり、除去にも使えるスペルもたくさん
- 豊富なスぺブ持ち疾走フォロワー(真実、双刃、刃の3種9枚が基本)
- ドローソースも豊富なので息切れもしづらい
- pp?何それおいしいの?と言わんばかりのテンポガン無視展開力
- 構築にかかる費用も安い(エーテル1万かからない)
最近疾走フォロワー増えすぎて頭おかしくなってしまった・・・新パックが増えれば増えるほどアンリミのデッキパワーがインフレしていくのを見事に体現したデッキ。
特に序盤からブン回った時の展開力が凄まじく、1ターンで盤面0からこれだけのフォロワーを出してきます。
どうしろと?
ネクロのカードパワーじゃ返せません。
正直ここまでブン回るのはあまりないですが、返せるのはテミスとネメシスくらいでは?
もし運良く返せたとしても、更に後続の疾走も控えてるので本当やばい。
ネクロとしてはドロシーを諦めると、もう片方のTier1 エイラやTier2 AFネメシスに不利なのでランクマが絶望的になります。
ならばドロシーを狩るしかない
ネクロが取れる戦略は現状2つ
A 序盤から積極的に展開・顔面を殴っていき、各種フィニッシャーで〆る
B 4ターン以内の骸着地
Aプラン
アグロ~前に寄せたミッドレンジが有効。Aoeがないので戦線を維持し続ければ物量で押し切れます。アグロなら大量の1~3コスカードからくる速さ、ミッドレンジであれば貴公子・新ケルなどの優秀な展開力と潤沢なリソースが強みです。
どちらもエイラを捨てることにはなりますが、ネクロのクラス相性からしてもどうしようもないです。ドロシー特化の構築にして確実に勝てるようにしていきます。
構築・プレイングで気を付けなければならないのは「必ず6ターンで〆れるように意識すること」です。ネクロであればファントムハウル、リーパー、凶暴化、グレモリーが主なフィニッシャーになります。
相手が先行なら5ターン目から、後攻なら4ターン目から疾走が飛んできますが、幸いリーサルには1ターンで20点飛ばしてくることはなく、2ターンに分けて殴ってきます。よってそこを突いていく形になります。7ターン目が来るときには勝負が決まってますのでヘクターは頼りになりません(除去しても後続飛んでくる・・・)。必ずどのカードでフィニッシュするか、ネクロマンスや盤面管理は十分か気を使いましょう。
アグロであれば盤面無視して全力で顔を詰めます。ミッドレンジであれば顔に16点以上(今まで1ターンで飛ばされた最大点数が15点)残っていれば返しのターンで削り取られて死ぬことはないので、適度に盤面を返しつつ顔を詰めていきます。
守護は握撃で破壊されますし、スペルで除去しても後続が飛んできます。よってそれらにリソースを割く必要はありません。アンリミの基本でもありますが、受けに回るより自分のやりたいムーブ・強みを最大限生かした構築のほうが有効です。
○マリガン
先攻後攻問わず、様々なカードの起点・前線の維持からヘリオを確実にキープします。次に2コスフォロワー(べレヌスかマシンエンジェルが理想)となります。
先攻であればマナカーブ通り展開できるかを意識します。特に相手の4ターン目マジックオウルorカオスウィザード進化→疾走展開→盤面除去をされると一気に苦しくなります。これが先行勝率を下げる大きな原因なので貴公子を引けていたらキープします。
後攻は反対に手札に余裕ができるので1枚はフィニッシャーを抱えておきます。(ファントムハウルが理想)
次点でスカルビーストもキープします。特に2コストフォロワーを虹の輝きで戻されると一気にテンポロスにつながりますので少しでも多く顔面を叩くカードして重宝します。あとはマナカーブ通り展開していきましょう。
※この盤面・手札になったらグッと勝ちに近づきます
Bプラン
先行3ターン目骸着地はネクロ最大の理不尽ムーブ。こちらは天敵エイラやネメシスにも戦える点が魅力です。返す手段が握撃かフォロワーを当てるしかなく、着地が早ければ早いほど除去しづらくなります。あとは適当に殴って勝ち。
自然カードが追加され、骸の下地の幅がグッと広がりました。トートやデスタイラントといった強力なサブフィニッシャーも入れられます。
問題点は安定しないことでしょう・・・そもそも骸引かなければ話にならないですし・・・ 引けなかった時のサブプランをしっかり構築していくかが問われます。
・最後に
現在のドロシーはとんでもないデッキパワーですが、ネクロは比較的相手にしやすい部類です。しかし常に頭を使って丁寧なプレイングが要求されますので油断は一秒たりともできません。
エイラに比べれば可愛い方だってマジで